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『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』クリエイターズブログ Vol.1

登川COディレクター
2025.01.18
みなさん、はじめまして。
トゥーキョーゲームスの登川晶弘と申します。

前職はアトラスという会社でゲームを作っていたのですが、
ご縁あって「ハンドレッドライン」に参加することになりました。

本作では「COディレクター/シナリオライター/プロジェクトマネージャー」を担当しています。
…多い上によくわからないですね!
なんだか大量のカタカナが並んでいますが、要は小高さんからのお願い(むちゃぶり)を実現すべくせっせと働く妖精的な存在です。
それはもう本当に色々な『お願い』がありました…妖精も楽じゃない。

ただそのおかげでゲームは概ね完成に向かっていて、現在は最後の微調整&バグ取りを行っているところです。
このまま進めば無事「4/24(死に死)」に発売できるはず!
…やっぱりこの覚え方やめませんか?


というわけで「ハンドレッドライン」はようやく完成間近なところまで来ました。
開発は本当に大変なこと尽くめだったのですが、その中でも特に難産だったのがバトルシステムです。

本作は「ADV(アドベンチャー)+SRPG(シミュレーションRPG)」というゲームジャンルになっているのですが、もしかしたらSRPGに対して「難しそう」という印象をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

僕自身SRPGはとても好きで、過去に様々な名作タイトルをプレイしてきたのですが、取っ付きやすさでいうと少し難しいジャンルなのかなとも思います。

特に今作はADVとしての側面も強く、「魅力的なシナリオをどんどん追いかけたい!」というプレイヤーの方もいらっしゃると思うので、どんなバトルであればシナリオを邪魔せずに両立して楽しんで頂けるか、本当に悩みました。

ひたすらノートにアイディアを出したり、何か閃くまで散歩し続けたり、逆に寝てみたり、旅に出たり、神社で「めちゃくちゃ面白いバトルを教えてください」と神頼みしたり……

そんな紆余曲折を経た結果、非常に爽快感のある、そしてシナリオに載せる意味があるバトルが完成したと思います。

心血を注いで作り上げたこのゲームで、プレイヤーの皆さんに少しでも喜んで頂けたら、本当にそれが何よりの幸せです!

閑話休題。
ここからは少しだけ企画の話を。

実は自分はトゥーキョーゲームスでは一番新入りで、2年ほど前に打越さんに声をかけて頂いてチームに合流しました。

合流初日、打越さんから「ハンドレッドライン」の企画概要を説明されて、まず出てきた言葉は
「正気ですか?」
「どうやって作るんですか?」

の2つでした。

まだ発売が先なのであまり詳しくは説明できないのですが…
少なくとも普通の会社でこの企画書を出したら呆れ顔で笑われるような、そんな企画です。

普通では絶対に実現できない、まさに「too狂」なこのプロジェクトを実現すべく、
頼りになる先輩方と共にひたすら突っ走ってきました。
レッドブルとユンケルだけが友達でした。

みんな揃ってやれる限界まで働いていたのですが、何より恐ろしいのは、
そんな中で一番働いていたのが「小高・打越・小松崎・高田(敬称略)」の取締役の方たちという事実です。
きっと4人共ゲームサイボーグなんだと思います。

そんなゲーム作りに対する情熱と狂気を間近で見られたことは本当にありがたく、あの人達こそがまさに「too狂」そのものでした。

そんな数々の血と汗と涙と借金で形作られたトゥーキョーゲームスの集大成が、いよいよ96日後に発売します。

皆さんのもとにゲームが届くその日を、心から楽しみにしています。
「ハンドレッドライン」を、何卒よろしくお願いします!!!