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『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』クリエイターズブログ Vol.13

クリーチャーデザイン/しまどりる
2025.04.12
『HUNDRED LINE-最終防衛学園-』では、クリーチャーデザインを担当させていただいております、しまどりると申します。
ザコ敵や、部隊長などのデザインに加えて、校舎の外観や廊下などのデザイン、伴った一部プロップなどのデザインでも尽力させていただいております。

敵キャラクターや、校舎のデザインに踏み込むと、本編のネタバレを多分に含んでしまうため、
今回は、体験版を配信でプレイしてくださった、活動者の方々から時折疑問が上がっていた、
校舎内のオブジェについて適当なことを書かせていただきたいと思います。

■ギター忍者

日本の関東圏に出現したとされるギター忍者は、「現代忍者ネットワーク」と呼ばれる非公開集団に所属していたという記録がある。とくに音楽と諜報を融合させた新技術「アコースティック・ステルス通信」は、音波に隠されたサブ周波数での暗号送信を可能にし、当時の監視社会を出し抜いていたという。「彼らは弦の上を走る音の忍だった。我々が見逃したのは、その静かな爪弾きの中に刻まれた“歴史”そのものである」

■サムライボクサー

武道・文化融合の象徴として語られている彼らはボクシンググローブの内側に竹刀を仕込んでいたとされる。
武士道を重んじ、試合後には必ず手ぬぐいで対戦相手の汗をぬぐい、「良き戦いであった」と語ったという記録もある。
必殺技は足捌きだけで相手の攻撃をすべて見切る伝統技、無刀フットワーク。当時の目撃者の記録には「まるで浮世絵から抜け出してきたような男だった」とある。

■スモウヌンチャク

重力と回転の申し子、スモウヌンチャクは古来の相撲と東洋武術の代表であるヌンチャク術を融合し、超重量の身体をまわしながら振り回すという常識破りの戦闘スタイルで知られている。怒濤回転(ドトウスピン)はあまりにも有名で、四股を踏みながら旋回し、両手のヌンチャクで周囲360度を薙ぎ払う技。コッカイギジドー崩壊の原因ともいわれている。

■千手観音マシーン

「ありがたい味がする」「ナムナムしてる間に3品できる」(☆5)

すべてのデザインに明確な意味があるとは限りませんが、「なんだこれ?」と眺めていたものが、ふとした瞬間にその意図に気づき、ハッとする——。
そんな体験も、ゲームならではの醍醐味だと思います。
ぜひ、隅々まで楽しんでいただければ幸いです。